通学講座レポート(2020年10月開催)
「スマホで撮る建築写真講座」が開催されました
10月3日(土)と17日(土)の2日間で「プロカメラマンが教える『スマホ』で撮る建築写真講座」を実施しました。
「建築」を撮る際は、人物などを撮るのと異なり自分より大きな物を撮影することになるのでテクニックが必要になります。また、室内を撮影する際には画角やレンズをしっかりと検討しないと良い写真は撮れません。
しかし、最近はスマホのカメラ性能もかなり向上し、クオリティの高い写真を簡単に撮れるようになりました。Instagramやその他のSNSの隆盛に伴い、写真のニーズは高くなっています!このご時世において「いい写真が撮れる」ことは誇れるスキルの一つと言えるでしょう!
今回の講座では、『スマホ』で写真を撮ることにフォーカスして、ワンランク上の建築写真を撮ることのできるスキルを学べる内容として本講座を実施しました。
1日目(10月3日)はプロカメラマンである谷合先生から、良い写真を取る上でのコツやアドバイスをお話いただきました。普段何気なく撮っていた写真も、すこし意識をすればカッコいい写真が撮れることができるということを学ぶことができました。
説明の後は、「実践撮影会」と称して教室を飛び出し、実際に学んだことを踏まえて撮影を行いました。写真を撮りながら先生に質問をしたりして、よりカッコよく撮れる写真撮影のコツを学んでいる受講生の方もいました。
教室に戻ってきてからは、「実践撮影会」で撮影した写真をみんなで鑑賞し、谷合先生からアドバイスを頂きました。プロの方から意見をもらえることは非常に有意義なものであったと感じます。
さらに、1日目の最後は建築模型の撮影についてもレクチャーを頂きました。単調になりがちな建築模型の写真撮影もちょっとしたことに気をつけるだけで、見栄えの良い写真となることが学べました。
2日目(10月17日)は、写真の編集スキルについての講座でした。「Photoshop」という写真編集ソフトウェアを用いて、撮った写真を更に良く見せる編集方法やポイントをレクチャーしていただきました。
写真はしっかり撮影したつもりでも、若干のゆがみや傾きは生じてしまうのが普通です。それを修正してあげることで、人間が見ている世界とほぼ同じように写真を表現すると、よりリアリティのあるワンランク上の写真にすることができます。受講生の方にも実際に自分が撮った写真を編集してもらいました。見違えるような写真に驚きつつも非常に楽しく作業をしていた様子を感じました。
今回の講座で『写真』とはとても奥深く、面白い世界だということを改めて感じることができた講座であったと思います。ちょっとした工夫と、ちょっとした編集作業を行うことでワンランク上の写真を表現することができます。
今回の講座を通じて、写真の世界の面白さがより伝わったのであれば幸いです。